◇低迷期間や規模の予想
何の専門知識もないおっさんが、景気低迷を嘆きながら予想してみただけです。
直近の米国市場低迷期は2000~2013辺りなので、その頃の情報を列挙します。
<下落時の実績羅列>
・2000~2013辺りにITバブル崩壊とリーマンショックにより、
2000年頃の高値を明確に超えていく迄に約13年を要した。
・この13年間の内、ITバブル崩壊は半分程の期間が経過した時点で、
一度は高値水準まで回復している(リーマンショックで再下落・低迷)
・何れもピーク後に下落してから1-2年程度で底値に到達している
・ピークから底値まで、ITバブル崩壊で50%弱、リーマンショックで70%弱下落
ここから単純に考えると、
・2022年に下落し始めたので、2023~2024年に一旦底値到達するのでは?
・底値は2000~2500辺りになる?
・続けて別のショック要因が起きなければ、7-8年で回復するかも?
という辺りを想像しています。
当時と違いがあるとしたら・・・
・インフレがかなり高い水準にある
・全世界的に不景気
この辺りが考えられ、その影響は回復に要する期間が長くなる、等なんですかね。
シェールガスの恩恵が無ければ、何年も前に一旦下落していた気もしますが。
(この辺は素人なのでなんとも・・・・)
とりあえず、底値に到達する迄、及び上昇し始める迄の期間を5割増し、回復に要する期間も5割増し、下落幅はリーマンショックレベル(7割減)とした場合、
<最悪想定>
・底値に到るまでは~3年として、2023年~2025年に底値付近に到るのでは。
・高値回復まで7.5~10.5年(9年前後)として、2030~2031年頃?
・底値は1400~1500
ぐらいに見ておけば過剰なぐらいでしょうかね。
◇楽観的に見た場合
・底値について
リーマンショック時と違い、景気は悪いものの、金融システムへの不安は無いので、
そこまで疑心暗鬼に陥って売り叩かれない可能性はあると思っています。
当時は保証会社が倒産するのでは、各国でも色々と連鎖倒産してしまうのでは?
みたいな感じで、不安の連鎖が凄まじかったですからね・・・。
回復に要する期間は、インフレ率の抑え込みに要する期間次第だと思いますが、
現状は順調に落ち着きを見せてはいますし、過去の失敗もありますので、
きちんと対応出来ると想定した場合、5割減ぐらいで見ても良いかもしれません。
<楽観想定>
・底値に到るまでは1-2年なら、2023年中に底打ち
・高値回復まで3年前後なら、2024~2025年に回復
・底値は30%減ぐらいで3300~3400
楽観想定でも、1/12時点の価値(4000弱)より、更に15%程度下がる水準です。
一方で、高値回復までが非常に短い期間予想になっているので、
短い期間に行って来いするチャートになります。
・・・インフレの収束は、そんな短期間に実現出来ない気はしますけどね。
ちょっとインフレ率が低下した様に見えるから、市場圧力に負けて金利を下げて、
またインフレがぶり返してしまうという事を何度も繰り返す。
米国は数十年前に3回程繰り返していましたからね。
◇ここ数年での対応について
ここ数年は、底値付近で米国株式(S&P500or個別株)を拾えるチャンスです。
私は個別株の選定眼は持ち合わせていないので、S&P500しか購入しませんが。
「米国景気が回復した」、「2022年の高値を更新した」
そう騒がれるまでに、どれだけ積み上げ続けられるかで、
それ以降の資産状況が激変する可能性があります。
数日で戻ってしまう下落ではなく、何年も続く下落&低迷局面。
センスのある投資家ではなくても、浮上を見込めるチャンスかもしれません。
(泥沼にはまる危機の可能性も、ゼロではありませんが)