高齢化社会となった昨今では、高齢者と現役世代の人数比の問題から、
現役世代の負担がどんどんと増えています。
若者からしたら不平等でしょうが、若い世代が得られる物も探せばあるものです。
若者にとっては、経済面が一番「割を食っている」部分に感じられる経済面。
それでも若者のメリットは以下の様なものが例として挙げられます。
・初任給
うちの会社の初任給は段々上がっていて、私の入社時より3割近く上がっています。
私の5年目ぐらいの基本給と変わらなそうな金額だと思いますが、
世の中の会社では、同様に初任給は上昇傾向にあります。
・副業
国の意向により、ここ数年は副業を許容する会社が増えています。
また、一昔前よりも、違法残業をさせ難い社会に確実に進んで来ていますので、
その分を副業で稼ぐ、というのは今後より「一般的」になっていくと思います。
今もUberとか、せどりとか、色々とやってる人は多いですしね。
・投資環境
これもかなり改善されて、売買手数料などは以前と比べるべくも無い程で、
証券会社によっては無料化がスタートしているほどです。
そして、投信の品質・コストがありえないほどに改善されています。
私がこの記事で一番協調したいのは、この投信ですね。
0.1%未満の手数料で、かなり優秀な投信が多数提供される様になりました。
企業の財務状況を分析したり、こまめに経済ニュースをチェックする必要も無く、
80点ぐらいの投資が手軽に、お安く実現出来るのは、大変素晴らしいです。
今ではオルカン、S&P500、先進国株式、高配当株式等のETF/投信の選択肢は多く、
迷うほどですが、それらは60~80点程度は得られる選択肢です。
尚、個別株で当てるよりも大きなリターンは得られませんが、
個別株で勝ち続けられるのは一握りです。
「大谷選手の様に野球やれば、1000億以上稼げるんでしょ?」
とか言っても、誰もが無理だと思うでしょう。
この個別株でインデックス以上を当て続けるのは、
そこまでの異常値ではないですが、無理やり例を挙げるなら、
「会社で上司にどんなにいびられてもメンタルに来ない」
とか、
「よぼよぼのご老人が道路を横切っている際に
道交法に違反しているという理由でクラクション鳴らしてどかすのは当然」
とか、そういう感じの鉄のメンタルと言うか、揺れない心が必要なんじゃないかと。
※上記は適当に考えた例であり、実際にそうだという訳ではありません。
・節税制度(投資関連)
NISAやidecoという制度も非常に有用です。
今の状況で私が新社会人になったら、新NISAもidecoも併用しつつ、
新NISAは20代の内に枠を埋めきる事を目標にしていたんんじゃないかと思います。
副業として、予定の無い週末にはUberで稼ぐような生活をしていたんじゃないかと。
・節税制度(ふるさと納税)
初期のふるさと納税よりはインパクトは落ちてしまいましたが、まだまだ強力です。
デメリットとして、費用2000円が掛かるというのもありますが、
これはふるさと納税サイト同士で競争している結果、
ポイント還元だけでお釣りが来るので、個人としてのデメリットは皆無です。
◇総括
上記の内容を総合すると、過去との比較をするなら、
「若い内から一定の給与を得られやすくなり、
低コストで投資が出来て、節税制度も豊富」
という訳です。
複利効果は早い段階に、纏まった金額を注ぎ込む事こそが肝要なので、
このメリットは非常に有利に働きます。
行動しないと得られないものばかりですが、逆に言えばきちんと行動すれば、
若い内にこれらのメリットを最大限活用出来ますので、
古い世代よりも富を得られる可能性もある筈です。