<高利回り期待のサテライト投資先想定商品への投資手順について>
主軸にしているインデックス投信積立とは別に、
高利回り期待のリスクの高い投信をサテライト投資として
低額で積み立てるケースがあると思います。
その投資手順について、ちょっと考えて思う所が出てきました。
◇高利回り期待の投資先への積立
当たり前ですけど、纏まった金額を出来る限り早期に投資する、
というのが鉄板だと思います。
その為、私の様に
・複数証券で(クレカ)積立をしている
・それらで主軸とする投信を並行して積み立てている
・一部で定額で高リスク投信を積み立てている
という感じの方も、インデックス投資を主軸にしている方なら、
多少いらっしゃるのではないかと思います。
このケースで言えば、
「複数証券で設定するクレカ積立の投資先について、
一斉に高リスク投信指定にし、短期間で目標額までの積み立てを行う」
というのも正解の1つではないか、と思うのです。
積立投資(ドルコスト平均法)は、高い時は少なく、低い時に多く買える手法ですが、
ハイペースで価格上昇が期待される商品に対しては
徐々にではなく、早期に購入金額を積み上げる方が合理的です。
勿論、投資後に暴落する可能性も相応にあります。
ただ、私の場合は
「主軸にしているのがS&P500」
で、高リスクとして投資しようとしているのが
「米国トップ企業への集中投資商品(FANG+、NASDAQ100)」
なので、暴落するならどっちもするだろうな、というのもあります。
ただ、レバレッジを利かせて投資している訳でも無いですし、
目標積立額を明確に決めているなら、集中して目標額まで積み立てるのは、
結構有効な手段だと思っています。
ただ、比率を多少変えるだけで、すべての資産を1つに集中させる、
みたいな事は避けるべきだと思います。
(私は且つて、東電株に資産を集中させて、震災でエライ目に遭ったので・・・)
◇現在の投信ペース
・FANG+
ポイント投資で積み立てており、年間10数万しか出来ません。
5年続けても60~80万ぐらいを積み立てるペースになると思います。
これはクレカ積立等でも対応すれば、ごく短い期間で貯まる金額です。
ただ、米国市場は下落するという読みを積み立て計画に反映するなら、
クレカ積立は暴落すると読んでいない先(米国市場以外)で進めておきたい所です。
・NASDAQ100
これから積み立てる設定を一部で始めた所です。
NISA枠でも積立対象にしようと検討中なので、
月々10~20万ぐらいのペースで積み立てる事になると思いますが、
上述の通り、出来れば米国市場の下落を見てから対応したいですね。
・インド株
今年の前半は新興国、とりわけインド株の投信を中心に進めようと考えています。
理由は米国株下落&低迷を始めたら、そちらへ積み立てを切り替えていくので、
まだ踏ん張っている米国株を現時点で多く積み立てたくないからです。
(とは言え、ここ5-6年はS&P500に全力でやって来た訳ですが)
インドを始めとした成長著しい新興国の成長の恩恵を受けたいです。
◇一括投資について
即現金一括で購入する事が、成長を前提とする投資では、最も効率的です。
ただ、米国の金利が高止まりしており、年内にも低下させていく公算が大きく、
それに伴って米国の株価市場も限界を迎えて下落する事は想像に難くありません。
(金利低下は、本来株式にはプラスなのでしょうけど。
高金利でインフレを抑えてからの金利低下時は、株式相場も暴落するケースが多い)
と言うか、程度の差はあれ、必ず起きる未来だと断言出来る状態だと思われます。
それが世界に波及して、脆弱な新興国市場にも大きな影響を与える流れになる事も、
目に見える様に想像できます。
その状況で、下落の動きの前に一括投資は避けたいです。
と言うか、本来なら出来れば投信ペースも今は抑えておきたいぐらいです。
タイミングを図って投資をするのはインデックス投信積立としては
あまり宜しくないやり方だと思うので、続けていますが。
(機を見て投資出来るなら、インデックス投信の積立じゃなくて良い訳で・・・)
なので、現状やる事は「一括で投資するならコレ」と思う候補を
探しておく事でしょうか。
大きく下落したら、余裕資金の一部で拾い、更に落ちたらまた資金の一部で拾う。
底に辿り着く前に資金が枯渇したり、資金を十分に投入する前に戻ってしまっても、
それは仕方ないと割り切ると決めておけば、後悔は少ないでしょう。
◇サテライト投資の候補について
FANG+を候補に挙げましたが、新興国・市場も対象にしたいとは考えています。
ただ、アジア系ってベトナム、インドネシア、インド等を始め幾つかありますが、
投信の低コスト化が進んでいるのって、インドぐらいなんですよね。
国名を挙げた以外の有望なサテライト市場まで含めたものになると、
コストが2%ぐらいに膨らみますし、特定国の投信だと安めのもので1%程度します。
ここ最近になって、最も注目されているインドは0.5%前後まで安くなりました。
隠れコストが未判明のものも多いですけど。
尚、コスト2%のアジア各国の有望企業へ投資する投信(日本除く)等でも、
上昇率は十分あるので、長期ならコストを含めても利益は出ると思います。
ただ、数年内に低コスト化が進んでいくでしょうから、
その頃に「利益が出ているから利確し難いが、他に類似低コスト投信が出ている」
という、現在の私の保有投信と似た様な状況になりそうです。
なので、アジア系を低コストで投資出来る対象であるインドが有力候補で、
手を出すか検討すれば良いかな、と思います。
※探してみたら、「グローバルサウス」が私の求めるものに近いです。
0.6%弱のコストで、中国・ロシア辺りを除いて投資出来ます。
S&P500、SBI・V・先進国株式(除く米国)、グローバルサウスを併せれば、
お手軽なオルカン(中国・ロシアを除く)が実現出来る様です。
オルカンと類似比率で配分すると、全体コストは0.2%いかないので、
オルカンよりも新興国を手厚く、且つリスクのある国を除外した投資になるので
それが0.2%未満で実現するなら、十分に許容範囲ではないかと思います。
尚、個人的には投資先として欧州関連はあまり魅力を感じていないので、
S&P500(含むNASDAQ100等)とグローバルサウスでも良さそうな気がしています。
◇NISA枠の見直しについて
オルカンかS&P500で初めてみよう、中国等がリスクだから当面はS&P500集中で。
そんな感じでS&P500集中で設定してあります。
軸になる投信をNISAにしないといけない様な印象を持っていて、
リスク高めの投信は特定口座で積み立てようと考えていました。
これ、効率を重視するなら逆なんですよね・・・。
NISAの非課税枠を最大限利用出来る様、高利回り期待の投信を
NISA枠で積み立てる方が有効かな、と思い始めています。
仮にNISA口座で塩漬けになる様な自体になったら、
6年目から別の投資先を積み立てる様に売却&再投資する事も出来ます。
並行して特定口座で別途S&P500等を積み立てていれば、
NISA枠で高リスク投信を含めても、そこまでのリスクでは無いと気付きました。
つみたて枠は保守的にS&P500のままで行くとしても、
成長投資枠は見直してみようと思います。
まだ始まったばかりなので、最初の1-2ヵ月分から変わっても誤差だと思っています。
誤差の内に買ったのがオルカンなり、S&P500なら問題ありませんしね。
NISA開始に間に合わなかった投信も続々増えてきて、
まだまだ見直しをし易い時期なので、ちょっと検討してみようと思います。