◇最近の株式相場について
凄いですね。
ドル円も150円に近付いてきていますし。
日本株に関して言えば、多少は(消去法で)選ばれている部分はありますが、
間違いなく円の価値が下落している点も何割かを占めていますよね。
米ドル、ユーロ、ポインド、元の他、東南アジア系の通貨と比較しても、
ここ4-5年で3-4割は円の価値が落ちてきています。
◇円の価値
体感的には、現状は「円安」なので、
海外資産を一気に購入する行動は躊躇ってしまいますが、
今後は若干の揺り戻しはあっても、段々と価値を落としていきそうな気配です。
まぁ、その辺りの予想も多少はしていたので、
海外資産の比率を増やしてきてはいるのですけどね。
ただ、このまま円の価値が落ちてく様だと、
日本円で想定していたリタイア資産の設定も、大丈夫なのか心配になります。
1億で足りるのか、みたいな。
私は保守的に進めて来たので、全く足りない事態は避けられると思いますが、
「思っていたよりも低い生活水準になってしまった」
という事態になる可能性はあるのかな、と。
円高に振れる可能性を考慮しても、現金系は可能な限り、
海外資産関連に移した方が良いかもしれません。
◇債券(米国)
話題の米国の債券、4%超で長期間の利金を受けられる状況です。
円高に進んだら影響をもろに受けますが、年4%の金利を勘案するなら、
10年保持すれば3割程度の円高も吸収出来ます。
1ドル150円から105円まで円高方向に進んでも損には至らないのであれば、
多少は安心出来るでしょうか。
また、将来的に円安方向に進んでいくと思うなら、
外貨預金の様な感じで保有するのも有りかもしれません。
インフレに弱いという点がやや気になる点ですが、
そもそも今が高いインフレ&高金利水準なので、
そこまで大幅にインフレ方向に進んでいく可能性は高く無いと思います。
全財産を叩いて買おうとは思いませんが、
資産の2割等を債券で保有しよう、と考えていて、
リタイアまであと数年という現状であれば、十分に考慮して良いタイミングです。
後は、少し前に比べて大きく円安に進んできた現状で、
外貨資産に多くの資金を向ける事に対する抵抗感だけが問題です。
上述の通り、多少円高に振れても大丈夫なのは分かっているのですけどね・・・。
◇昨今の相場記事
最近は米国相場の大幅な下落の到来について、警告記事を多数見かけます。
そういう指標が出ている事、相場参加者が懸念を持っている事から、
そういう記事を出すと読まれるという背景はあるのでしょう。
それでも、飛ばし記事という訳ではなく、相応に可能性のある話です。
投資しているのですから、仮に下落しても塩漬けで耐える覚悟はあります。
と言うか、下落し始めてもすぐに撤退する決断力が無いので、
必然的に塩漬けしながら積立を重ねて待つ手段を取る予定です。
ただ、「高コストの投信」が損を出し始めた場合、
その状態で保有し続けるのは、精神的に苦痛に感じそうなんですよね。
利益が乗っている今の内に、高コスト投信は手仕舞ってしまおうか、
この辺は1年前にも悩んでいたのですが、そこから何割か上昇してくれました。
その奇跡が続いてくれるかと言われると、そんな気が全くしません。
プラスマイナスゼロぐらいの状態だったら、問答無用で切れるのですけど、
普通に倍以上になってくれているので、売却時の税金も相応なのです。
まぁ、資産の合理化は進めないといけませんので、
決断のしどきなのかなぁ・・・。