無気力社畜のブログ

社畜が怠惰に過ごせるリタイア生活を目指すブログ

ポイント利用分へポイント付与される場合の50%付与 vs 50%off

◇50%offと50%付与について

私が良く利用するebookjapanでは、「〇〇%ポイント付与」の形が基本ですが、

「〇〇%off」とい値引きセールも時折行われます。

 

私は「〇〇%off」(値引き)と「〇〇%ポイント付与」(高還元)の場合、

〇〇の数値が同じなら、「〇〇%off(現金値引き)の方が得」だと考えてきました。

 

昔はポイントが沢山付与される代表格は家電量販店でした。

家電量販店のポイント付与は、ポイント利用部分には付与されず、

ポイント利用分を差し引いた購入額に対して付与されます。

その為、現金値引き(〇〇%off)の方がお得という認識を植え付けられました。

 

◇家電量販店のポイント利用(ポイント利用分へのポイント付与無し)

50%還元と50%値引きのケースを挙げてみます。

基本還元率は1%とします。

 

<同額商品をチャージしながら継続購入(50+1%付与)>

 100万利用(100万チャージ)/残高51万

 100万利用(49万チャージ)/残高24.99万

 100万利用(75.01万チャージ)/残高38.26万

  →300万円分の買い物で現金224万チャージ、38.3万残高あり(185.7万負担相当)

 

<同額商品をチャージしながら継続購入(50%off+1%付与)>

 50万利用(50万チャージ)/残高0.5万

 50万利用(49.5万チャージ)/残高0.495

 50万利用(49.5万チャージ)/残高0.495

  →300万円分の買い物で現金149万チャージ、残高約0.5万(148.5万負担相当)

 

この時点では、50%offの方が、50%付与よりも37.2万円相当分がお得です。

 

一方で、PayPay等はポイント利用分にも新たにポイントが付与されます。

PayPayの基本還元率を1%と、ebookjapan等での高還元セール想定で、

50%ポイント還元と50%値引き時を比較します。

 

◇PayPayのポイント利用(ポイント利用分へのポイント付与有り)

<同額商品をチャージしながら継続購入(50+1%付与)>

 100万利用(100万チャージ)/残高51万

 100万利用(49万チャージ)/残高51万

 100万利用(49万チャージ)/残高51万

  →300万円分の買い物で現金198万チャージ、残高51万(147万負担相当)

 

<同額商品をチャージしながら継続購入(50%off+1%付与)>

 50万利用(50万チャージ)/残高0.5万

 50万利用(49.5万チャージ)/残高約0.5万

 50万利用(49.5万チャージ)/残高約0.5万

  →300万円分の買い物で現金149万をチャージし、残高0.5万(148.5万負担相当)

 

この時点で、50%offも、50%付与の差は逆転し始めています。

ポイント利用分にポイント付与される威力が絶大です。

更にポイント還元が1%でも、この状態です。

 

◇外部ポイントサイト経由(ポイント付与率アップ)

外部のポイントサイト経由で買い物をした場合、より差が広がります。

(まぁ、ポイントサイトでなくても、上記例の還元率を上げれば同じですけどね)

 

ポイントサイトの付与率が10%とした場合、以下の通りです。

外部ポイントもPayPayチャージ可能の前提で算出します。

 

 <同額商品をチャージしながら継続購入(50+1%付与+外部10%付与)>

 100万利用(100万チャージ)/ポイント51万+外部ポイント10万

 100万利用(39万チャージ)/ポイント51万+外部ポイント10万

 100万利用(39万チャージ)/ポイント51万+外部ポイント10万

  →300万円分の買い物で

   現金178万チャージ、ポイント51万、外部ポイント10万(117万負担相当)

 

 <同額商品をチャージしながら継続購入(50%off+1%付与+外部10%付与>

 50万利用(50万チャージ)/ポイント0.5万+外部ポイント5万

 50万利用(44.5万チャージ)/ポイント約0.5万+外部ポイント5万

 50万利用(44.5万チャージ)/ポイント約0.5万+外部ポイント5万

  →300万円分の買い物で、

   現金149万チャージ、ポイント0.5万、外部ポイント5万(144.5万負担相当)

 

この通り、外部ポイントを含めると、更に差が付きます。

外部のポイントも、今は利便性の良いポイントに交換ができるケースが多いです。

 

※ebookjapan利用時は、ベネフィットステーション経由でベネポに10%付与なので、

 基本的に上記例とほぼ同じ形になります。

 (50%還元時は+1%が無い等、若干の差はありますけど)

 尚、ベネポは交換を重ねてPayPayポイントに等価交換が可能です(2023年2月時点)

 

上述の通り、ポイント利用分に対してもポイント付与される場合においては、

現金値引きよりも、ポイント還元率の加算の方がずっと大きいです。

 

尚、ポイントサイトで付与されるポイント負担も、販売企業から提供される筈なので、

販売企業側はポイントサイトへの負担分も含めて、

利益を出せるように還元セールも実施している訳です。

 

◇上記について考えた切っ掛け

ebookjapanで2023年3月末までの毎週金曜は50%ポイントバックをしていますが、

2/25(土)に当日限り50%offのクーポンが配布されました。

ebookjapanでは、新刊を1か月間はお得なポイントバックの対象外にしていますが、

このクーポンは新刊も対象にされており、企業側が損になる事をする筈が無い、

と考えてみた訳です。

 

結局、今ある新刊を1か月経過後に50%ポイントバックで購入されるよりも、

新刊をすぐに50%offで購入してくれた方が、ebookjapan側は若干得をしますね。

 

「新刊を早く読みたいけど、得に買えるまで待っているユーザー」

は多いので、そのユーザーを誘惑するのには、とても良い手段です。

ぱっと見は得をしているとしか思えませんし。

よく考えている巧妙な誘導・・・・頭良いなぁ、と感心しました。

 

気付かなければ、気分良く使えたのですが、気付いてしまった今は使えません・・・