現在、特定口座の保有投信を別証券会社へ移管する事を検討しており、
そのメモとして残しています。
以前に書いた記事で、auカブコム証券を利用してきたものの、
SBI証券をメイン口座にする方針にした事、引っ越しが面倒なので、
auカブコム証券も当面は併用していく事を書きました。
◇保有している投信について
30歳からインデックス投信の積立投資にシフトしたので、
日本株インデックス等を中心に何割かは売却してしまいましたが、
2018年頃から積み立てを始めたeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、
一切売らずに今も積み立てを続けている状況です。
合算すれば、ある程度の投信残高をカブコム証券上で保有しています。
以前まで、他証券会社に移動させる「移管」について無知だったのですが、
ちょっと調べてみた所、思ったよりハードルが低かったので、少し心が揺れています。
「投信」に絞って、移管について検討してみました。
◇(SBIへの)移管メリット
投信残高への付与ポイント率がSBI証券の方が高い事が最大のメリットです。
auカブコム証券・・・・ 0.005%
SBI証券・・・・・・・・ 0.03~0.05%
例)eMAXIS Slimの米国株式(S&P500)なら0.034%、全世界株式なら0.042%
→付与率の低いS&P500でも、付与率は年間で0.029%の差があり、
1000万の投信残高であれば、毎年2900円の差が生じます。
NISAも付与対象なので、6年後は新NISA分だけで1800万以上になりますし、
6年後のS&P500や全世界株式の投信残高でのポイント差だと、
毎年1万以上は変わってくると思われます。
SBI証券は、投信の移管手数料無料化(移管元手数料キャッシュバック)を
昨年から一時的なキャンペーンではなく、通常サービスとして提供しています。
その為、他証券会社からの投信移管は、思っていたよりハードルが低い状況です。
◇移管する事のデメリット
現時点では見当たらない気がします。
可能性として挙げるなら、新NISA対策でauカブコム証券が本腰を入れて、
他証券会社よりも保有する投信残高への付与率を大幅に見直す等、
今は存在しない条件が新たに加わった場合でしょうか。
◇2023年はNISA口座争奪戦が本格化される
各証券会社とも、新NISAニーズ獲得の為、2023年は関連するキャンペーンを
最大限強化してくる事が見込まれます。
新NISA枠で与えられる1800万という金額は、多くの個人投資家にとって、
”生涯の投資はNISA口座でしか取引していない”となり得る規模だと思います。
NISA口座を別金融機関に移す場合は、10月から関連申請が実施されます。
これを機に証券会社自体の鞍替えを考える人も発生するでしょうから、
各証券会社からも、投信等の移管キャンペーン、あるいは移管されない様に
優遇するキャンペーンが過熱するのではないかと予想します。
なので、投信の移管は選択肢として持ちつつも、
2023年の後半までは、各社キャンペーン状況を見て確認したいと思っています。
(投信以外のキャッシュバック等も、大々的に出して来るかもしれませんし・・・)